★☆★ 私のホームページ・メルマガ事始め ★☆★

 私は経営コンサルタントが本業ですが、賃貸アパート・マンションの企画業務も行っています。
 4月上旬にアパート・マンション経営セミナーを開催し、18名の参加者を集めました。
 その参加者フォローのため、月に1度のペースでニュースレターを発行することにしました。ところが、印刷・郵送というのは意外に手間がかかるものです。やってみて、初めて気がつきました。
 ニュースレターを有料で発行できれば、手間など問題にならないのでしょうが、お金を取れるほどたくさんの情報を持っているわけではありませんし、いつまで発行し続けられるかわからないので、当面は無料で送付することにしたのです。
 ただ、もう少し密度の濃いフォローをしたい、できるだけ頻繁に接触する機会を持ちたいと考えるようになりました。ニュースレターの発行間隔を短くするというのも考えましたが、ますます手間がかかるようになるので、とても長くは続けられそうにありません。
 
 そこで思いついたのが、ホームページ(以下、「HP」と言います)の開設です。そこにタイムリーに情報をアップしていけば、ニュースレターの印刷・封入・送付の手間が省けるではないかと考えたのです。
 しかし、私は今まで一度もHPを作成したことがありませんし、誰かが作成するのに関わったこともありません。
<4月24日>
 パソコン関連で何か困ったことが起きたら、いつもアドバイスしてもらっている友人に相談しました。
 まず聞いたのは、HPを作成してもらうのに、どのくらい費用がかかるのかということです。
 彼にお願いすると、最低5万円はいただくという回答でしたが、今は忙しくて、とても引き受けられないと断られました。
 そのかわりに、役に立つサイトを紹介してくれました。
 それが、吉本俊宏さんのあきばれネット http://www.akibare.netでした。

<4月26日>
 あきばれネットのホームページをあちこち覗いてみて、HPに対する認識が随分変わりました。そして、改めて自分の知識不足を感じてしまいました。
 少しずつ勉強してみようと思い、無料メールセミナーを申し込みました。

<4月27日〜>
 さっそくメールセミナーの第1回目が配信されてきました。
 次の日も、またその次の日もメールが届いています。
 そのメールに必ず紹介されている「できる社長のHP入門」という名の小冊子が気になって仕方ありません。800円なら安いものだと思って、申し込みました。だって、自分も「できる社長」になりたいですもんね。

<5月1日>
 小冊子が届きました。
 確かに、わかりやすい説明で、抵抗感なく読めます。
 しかし、Google対策なんて言われても全くピンと来ません。この小冊子はそんな分厚いわけではないのに、読み終えるのに2日かかってしまいました。
 封筒の中に、ニュースレターの申込み、HP作成仮予約なんてものが入っていました。このような勧誘文書が入っていることはあらかじめ予想されたことです。ただ、すぐには申し込む気になれなくて、とりあえず封筒の中に入れて保管しました。

<5月15日>
 特別価格でのニュースレターおよびHP作成仮予約の申込期限が迫っていますよという催促のメールが来ました。
 迷いましたが、ニュースレターの12,000円はちょっと高いかなと思い、保留。

<5月21日>
 HP作成仮予約というのは、いつまでに申し込まなければならないという義務がある訳ではなく、しかも正式に申し込んだ際には特別料金が適用してもらえるというシステムのため、やっておいて損はないと思い、FAX。

<5月22日>
 ニュースレターの申込期限を1週間延長しますというメールが届きました。
 う〜ん、そこまで言われると申し込まなければならないなと思い、翌日、申込みのメールを送信。

<5月26日>
 吉本さんから、高橋浩子さんの新刊本「行列のできるメルマガ作成入門」を紹介するメールが届きました。
 その本に、吉本さんが取材を受けた記事が載っているそうです。
 私は、高橋浩子さんの名前を聞いたことがありませんでした。
 メルマガを出そうと考えたこともありませんでした。
 しかし、その本を購入した人には吉本さんのメールレターのバックナンバーが全て読めるという特典につられて、さっそくAmazonで本を注文しました。

<5月28日>
 高橋さんの本が届きました。早速パラパラとめくっていきました。とても読みやすいなあとは思いましたが、メルマガ発行に対してさほど興味は湧きませんでした。

<5月29日〜>
 吉本さんのメールレター(バックナンバー69号まで)を印刷しました。印刷している間に、これは大変なボリュームになると気付きましたが、今さらやめるのももったいない(?)と思い、全部印刷しました。
 事実大変なボリュームです。正直言って圧倒されてしまいましたが、勇気を出して、少しずつ読み始めました。
 1日に5〜10号のペースです。
 前書きとあと書きがおもしろい。
 家族のことや、会社の従業員のことなどが書いてあり、吉本さんが急に身近に感じられるようになってきました。
 本文の中には、小冊子に出ていたようなことが何度も出てくる。ちょっと手抜きしているのかなと思いながらも、何度も同じことを繰り返されると、嫌でも頭の中に入ってくるものです。
 同じ頃、ニュースレターの直近号(4月号)がサービスとして1部送られてきました。
 う〜〜ん。これは、中味が濃いぞ!
 申し込んでよかったとちょっと満ち足りた気分です。

<6月11日>
 吉本さんのメールレターの中にも時々登場してくるので気になり出したのが、「メルマガ(メールレター)の目的は、HPへの誘導」という説明。
 なるほど、自分が考えていたHPだけでは不十分だな。メルマガとの合せ技なんだな、と自分勝手に納得。
 そこで、走り読みしただけだった高橋浩子さんのメルマガ作成入門をもう一度引っ張り出して、今度は重要そうなところを熟読。
 そして、「自分にもできそうだ!」と思いました。いいえ、もっと正確に言うと「自分もメルマガを発行しなければならない」と思ったのです。
 ところが、大きな問題が出てきました。
「まぐまぐ」でメルマガを発行するためには、自分のホームページを作っておかなければならないではないですか。本格的なものでなくても構わないのですが、どうせなら、きちんとしたものを作っておきたい。
 吉本さんの会社にお願いするとしたら、と思ってあきばれネットのHPをみると、何と7月まで予約が一杯です!
 8月にHP作成に取りかかるとして、頑張って2〜3か月で完成させても、10月か11月になってしまう。それまでメルマガが発行できないの?
 いや、そんなことはない!
 吉本さんも、ご自分でHPを作ったと言っているではないか。私も自分でHPを作れば、もっと早い時期にメルマガが発行できるんだ。

<6月18日>
 書店でHP作成入門の本を買ってきました。
 さっそく、目を通してみると、何だか自分にもできそうな気になってきました。
 本にもHP作成ソフトの豊富なテンプレートを使えば簡単にできると書いているではないですか。
 本に書かれているサンプルと同じにやってみると、確かにそんなに難しくはない。
 ところが、いざ自分のHPに取りかかろうとすると、まずタイトルが決まらない。サイトの構成をどうしたらよいのかわからない。
 テンプレート通りに作ろうとすると、かえって違和感を覚えます。
 いくら考えても先に進まないので、自分のプロフィールのページから作り始めました。数年前に撮った写真では、今とはちょっと髪の毛の量が違うなあと思い、撮り直し。
 文字と顔写真だけのシンプルなもので、壁紙も使っていないため、デザイン的にはパッとしませんが、何とか1ページ完成。
 続いて、吉本さんにインスパイヤーされて(or パクって)5日間無料メールセミナーというコーナーを考えました。
 これで、メールアドレスがたくさん集められるぞ。(取らぬ狸の何とやら・・・)
 そんな調子で進めていくうちに、何とか10ページくらいのボリュームになって、それなりに格好が付きそうな感じです。
 ただ、トップページだけは、何度も構成を変えて、あれこれ試してみましたが、今イチ、パッとしません。
 最終的にはフレームを使ってインデックスと本文を分けることで、自分なりに納得。
 タイトルは、シンプルで、かつHPの内容がわかりやすいようにと考えて、
 「大家さんが教えるアパート・マンション経営のコツ」
 に決めました。
 私自身がアパート経営もしているので、業者さんの立場ではなく、現役大家さん&不動産の専門家として、さまざまな情報を発信していこうというものです。それによって、先発の業者さんとの差別化も図れるのではないかと考えました。
 でも、このタイトルでは、グッと惹きつけるものがないですね。
 吉本さんの「できる社長・・・」とか、「金持ち・・・」といった魅力的な言葉が入っていませんので、もうひと工夫必要な感じです。
 とは言っても、物真似ではいけませんし・・・
 結局、サブタイトルをつけることにしました。
  〜いい土地をお持ちのあなたに、いい思いをしていただくために〜
 ちょっと長いかな?

<7月1日>
 そして、ついにHP開設です。
 入門書を買ってから、約2週間で完成させました。
 できるだけお金はかけたくなかったのですが、「最低限独自ドメイン名は取得しなければならない」という陰の声(おそらく吉本さん)がどこからか聞こえてきて、1万数千円の初期投資は必要になりましたが、一応全部自力で完成させました。
  URLは、http://www.apaman-ken.jp です。
 アパマン経営研究会の略称をドメイン名にしました。
 HPの出来自体は、デザイン面など決して洗練されてはいないけれど、初めてにしては、まあまあってとこかな?
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 続いて、「まぐまぐ」の発行申請です。
 テーマは、HPのタイトルと同じで
  「大家さんが教えるアパート・マンション経営のコツ」
 です。
 すぐにでも申請したいと思いましたが、ここは、やはり月曜日の午前0時に申請しておこうと思い、7月5日(月)に申請しました。
 ()「まぐまぐ」では申請順に紹介されることになっており、受付開始の月曜日午前0時に申請したものが一番上に紹介されて、最も読者の目にとまりやすく、読者獲得上有利と言われています。
  マガジンIDは 0000135706 です。
  登録は、http://www.mag2.com/m/0000135706.htm
 承認されるのは7月14日(水)、マガジンが紹介されるのは7月15日(木)です。
 う〜ん。結構時間がかかるなあ。
 メルマガを7月早々にスタートさせようと思って、急いでHPを開設したのに、これでは創刊号は7月20日頃だな。
 ちょっと気が抜けてしまいましたが、その間にネタをしっかり集めておこうと思い直しました。
 文章を書くのはあまり上手じゃないけれど、創刊号の原稿は、A4版5ページになりました。とてもじゃないけれど、高橋浩子さんの「日本一お気楽なパソコンマガジン」のような長文の原稿は書けません。

<7月15日>
 いよいよ私の新作マガジンが紹介されます。
 午前10時にウィークリーまぐまぐ「ライフスタイル版」が配信されてきました。
 私が申請したカテゴリーは、「暮らしと住まい」です。
 少しずつスクロールして、新作マガジン紹介コーナーに来ました。
 あれっ? 一番上に載っていない!
 何と「暮らしと住まい」は、ずっとずっと後の方です。何だ、こんなことなら、月曜日午前0時にこだわる必要はなかったじゃないか、おまけに「暮らしと住まい」に紹介されているマガジンはそれほどの数はないので、一番でもビリでもそれほど読者数獲得上の差はなさそうです。
 こんなことなら、もう1週間早く申請しておけば、もっと早く創刊できたのにと思いましたが、あとの祭り。
 せっかく、午前0時きっかりに申請しようと思い、NTTの時報を聴いて時計を合わせ、フライングしないように午前0時1秒に送信ボタンを押したはずなのに、何と私より早い人がいたのです。
 くやし〜い!
 私のマガジンが紹介された7月15日は、仕事で高山へ出張です。
 荷物が多くてノートパソコンは持って行けません。どれだけ読者が集まるのかワクワクドキドキしながらも、それは翌日帰ってからの楽しみに。
 ただ念のために、出発する12時前に確認したところ、わずか2時間弱ですでに10数名登録してくれています。平日の昼間にそんなひまな人がいるのかと思いながらも、ちょっとうれしくなりました。
 目標は、新作マガジンで多くの読者を集めたベスト10に紹介されることです。前週の分を調べたところ、10位でも400人以上集めています。結構ハードルは高いですね。
 私のマガジンは、読者ターゲットが限定されていますし、あまり魅力的な紹介文が書けなかったせいかも知れませんが、結局130名でした。
 でも、どこか他の場所で紹介するような機会もなく、ただ「ウィークリーまぐまぐ」のほんの数行だけの紹介ですから、まあまあといったところかも知れません。
 あの「がんばれ社長!」の武沢さんでさえ、創刊号の読者はわずか7名だったそうですから、今後のがんばり次第で読者はいくらでも増やせるんだと、自分に言い聞かせました。
 その後、読者数を増やすために、あれこれ試してみていますが、それについては、また機会があればお話しすることにさせていただきます。
それでは、本日は、これにておしまい!
(2004年8月3日:土師 力