ヨーロッパ放浪記

-----------------------------(酔うロッパ放労記)


10.《ミュンヘン》
  塞翁が馬は見解の相違?

まずは、大変長らくお待たせしました
前回の途中にだした
おもしろい心理テスト

衣食住が必要最低限確保されている
無人島にあなたは3つだけ持っていけるものがあります
それは何ですか?ってやつです

ここに回答を載せても、みなさんが納得するだけでは
面白くないので、こっそり私にメールください
こっそり、答え教えますから・・・メールはこちら→ 
また、酔うロッパの、先に読みたい題目のところあれば
それも書いてください


7月3日(月)(11日目)夜
宿を考えなくてもいいのがクシェット(寝台列車)
ユーレールパスがあるから座席指定の料金だけでいい

190S(1400円)
普通座席で寝たアムステルダムからウィーンとちがい
ちゃんと狭いけれど、ベッドで寝られることはうれしい
車掌に命より大切?なユーレイルパスとパスポートを
預けさせられるのにはびっくりしたが・・・
ひとつの部屋(客室)に3段ベッドが対になっている
図体の大きな外人も我慢してそこに寝る
一番上は結構暑い、下は上の客の寝起きで目がさめる
ウィーンで買った2リットルの安赤ワインを飲んで寝ることにする
と、思ったら
途中の駅から乗ってきた
口から生まれてきたような、ほんとによくしゃべる
アメリカ人が同じ客室になり、先方はしこたまビールを飲んでいる
こちらも出来上がってきて、相手が弾丸のような早口英語でも
こと猥談になると、お互いガハハハと陽気に笑える
あまりにも大声で笑いすぎ、一番上の客に注意される
あんまり騒ぐわたしを下田君は白い目で見ていた
うーん、知らない街、知らない人とをつなげてくれる
酒はやっぱり偉い!
そしておそらく世界共通の受けるネタ、下ネタも偉い!
そうだ、ビール王国、ドイツに来たんじゃないか!

7月4日(火)(12日目)
朝、ミュンヘンに着く
駅のキングバーガーで朝飯
駅の近くのデパートで、やりました
ついに念願のスマートメディア8MBをゲットしました
ウィーンでの2MBでは不安だったのでこれで遠慮せずに
シャッターを押すことができる!
さすがドイツ、メカ関係にミュンヘンともなると強い?
でもね、日本の市場に比べれると信じられないほど品数は少ないし
価格も高い
買う人は余程特別な人という感じがした

午前中、アルテピナコテーク美術館

昼飯はその美術館の中のサロンで・・・
芸術を鑑賞したあとに、リッチに食事・・・
とはいかず、あいかわらずビールとパン

午後からドイツ博物館
メッサーシュミット

夜はノルドシーで飯

下田君になんかお任せで、
自分が特にここが見たいとか
ここへ行こうというのがないものだから
いつもの日本の自分になってしまってきている
自分で決めようとせず、人任せである

旅は考えなくなったらダーメダーメ
パックでぞろぞろもいいけれど
ほんとは何したいの?って自問自答しなきゃ
と、いいつつ身近に日本語が通じる相手がいると
甘えてしまうんだよね お互いに

その下田君といろいろ話しをした中で
共通結論として、旅はいいこととわるいことの繰り返し
ということがあった
まさに塞翁が馬の世界だ
よいことがあった時はよろこんじゃいけない
すぐ悪い事がおきる
悪い事に出会っても、くよくよしちゃいけない
じきに良い事に出会う
こうすると、悪い事によろこんで
良い事に悲しむという、おかしなハナシになる
だから見解の相違だけで人は一憂一喜しているのでは
とも考えた
あとで考えれば大したことないのに
そのときは暗い感情に陥ったりするのは損なのかもしれない
パンツを取られたり、スマートメディアが高かったり
フランクフルトとビールが美味しかったり
素敵なお嬢さんに出会えたり
思うに、何も起きないことが一番辛いことかもしれない
無事が一番ともいうけれど
旅する以上、なにかが起きなきゃつまらないと思いません?

その夜、またまたクシェットで
今度はライプツィッヒへ向かう
夜11:10発、Leipzig朝の5:45着
車中は今度は家族連れ、
またしても、アメリカ人だったなあ
どうもパスポートと切符を車掌に預ける事が
納得いかなかったようで、さんざん文句を言っていた

customer(習慣)のちがいだとか言って自分を納得させていた

せっかくスマートメディアを手に入れ沢山写真撮ったのに
後半、他の写真もとりたかったので
消してしまい、
特にミュンヘンは面白い写真はありません
あしからず・・・


(以下次号へ続く)

次号、《ライプツィッヒ・ベルリン》

 

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