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2003/12/15 記
2003年も、もう残りあとわずか・・・
12月は、毎年そう思うのですが、
気ぜわしさとイルミネーションが妙に交錯して
また、来年が来るんだ、という惰性にも似た雰囲気であります
自分が健康であることに、もっと感謝しなければ
いけないのに、何となく、忙しい忙しいで過ぎていきます
ノスタルダムスの予言が外れたのか当たったのか
サラリーマン辞めて、パソコン塾初めて早、4年目に突入しています
ここに来て、パソコンのやりすぎか、はたまた歳なのか
老眼
が進行しております
けっこうヒドイ近眼なので、まさかこうも早く
新聞をメガネ外して見なければいけなくなるなんて
思いもよりませんでした
(あれは、老人の光景だと信じておりました(否、もう老人か ^_^; )
ブリッジがかかっていた歯も、ついに支えの歯まで抜くことになり
入れ歯であります
入れ歯は痛い、硬いものが噛めなくなる
がまんできない、・・・・こんなんで今は、はめておりません
お酒を飲めば、2日酔いは夕方まで残る
体を動かせば、疲れは3日後に現れる
そして、肝心のオツム・・・
たけべんで、ちょっと書きましたが
物忘れがひどい
もっと自分が歳をとってきているのだ、ということを
認識しないといけないのでしょうね
人間がモノを忘れるのは、新しいことを覚えるため
と、信じて疑いません
それが、ただ頻繁になってきただけ
毎回感動できる、老人力(と、いうのでしたね)も
素晴らしいと思います
先日、住宅設備の展示会(わたしの家が、来年改築されます)
に行ったとき、バリアフリーのコーナーで
ご老人が、どういう状態ですごしているか体験する
催しをしていて、好奇心のカタマリの私はさっそくやってみました
うまく説明ができませんが
うらしま太郎(老人擬似体験)
をご覧下さい
えーっ、の一言です
足はあがらない、視界は狭いし、ぼけてる
人の声は聞こえない
腕はあがらない、手の感覚はない、財布のチャックも開けられない
歳をとるということは、こういうことなんだ
と改めて思いました
朝のバイトで、ボケかけた老人方の病院食
きざみや、おかゆのミキサーを作っていて
こうは、なりたくない、と思ってはいたものの
彼ら彼女らは、こんな苦しさと付き合いながら生きているのだ
と思ったら、涙が出てきました
ショックを受けたことを、その老人体験の担当者に言うと
「いっきょに、そうなるわけではないですが・・・」
とフォローしてくれたものの
やはり、大変だ
うかれぽんちの私は、
いつまでも若くはない、と思いっきり、脳天を打ちのめされたのでした
精神的な苦しみは、精神が解決してくれますが
肉体的な苦痛や衰えはどうしようもないのです
それを乗り切って生きてきた
世の先輩たちにただ、ただ尊敬であります
クリスマスや若い人たちがうらやましい・・・
の、本当の意味が、ここにあるようです
で、打ちのめされていただけでは、意味がありません
苦しみってやつは、もう上手に付き合っていくしかない
誰が、なんと言おうと、そこに自分がいて
世の中が動いている・・・この事実を確かに受け止めよう
(おお、哲学的になってきた)
ここで、わたしの生きるエネルギーのもととなった
きっかけというか、若い頃読んだ、ムツゴロウさんの本を
紹介して、2003年の締めくくりにしたいと思います
(年末のプレゼント?)
「ムツゴロウの人間教育」 畑 正憲 著
(文庫本で読んだのですが絶版かな)
その、最後の章、
「死にはしない」
全文(全部読みたい方)
抜粋(要点抜粋)