「新 規 顧 客 獲 得」 実 践 講 座
(3) 新聞広告、タウン情報誌 編
新聞広告
新聞広告は、大企業が出すものだと思っていませんか?
確かに全面広告とかになると、何百万円もかかってしまいますので、中小・零細企業には負担が重すぎるかも知れません。
しかし、広範囲に折込みチラシを入れることを考えてみて下さい。東海地区で最も購読者の多い中日新聞にチラシを入れるとしたら、たとえば名古屋市内全域で約60万部ですから、折込料込みで1枚当たり10円とすると、600万円もかかってしまいます。その予算で新聞広告を出すとしたら、全面広告が可能です。両者を比較して読者の目に触れる可能性が高いのは、新聞広告の方ではないでしょうか。
ちょっと極端な話をしましたが、広範囲からお客さんを集めたい場合には、新聞広告が一番割安で効率的な広告宣伝方法だと言えるでしょう。
私が、賃貸マンション経営に関するセミナーを開催する案内広告を出したとき、約5万円の費用で8名の参加者を集めることができました。その広告は小さなスペースでしたが、「無料」というのを強調したのもよかったのだと思います。個人を対象としたセミナーの集客といった場合、新聞広告しか方法がありませんよね。そうだとすると、いかに小さなスペースで目立たせるかがポイントになってきます。
広告代理店に相談すると、「広告は1回出したくらいではなかなか反応が出ませんので、少なくとも3回くらい続けて出すといいでしょう」と言われることが多いようですが、決してそんなことはありません。仮に3回くらい続けて出せば、広告代理店を儲けさせることになるのは間違いありません。しかし、1回出して効果のない広告が、なぜ3回出せば効果が出てくるのでしょうか。
それはともかく、お金をかけなくても、成果の出る広告を作れることを覚えていただきたいと思います。
タウン情報誌への掲載広告
最近 、リクルート社が出している「ホットペッパー」というクーポン雑誌が、消費者に注目されるようになってきています。無料で手に入り、しかも割引券が付いているというものです。
このような全国的規模の雑誌以外にも、多くの都市で、独自のタウン情報誌が発行されています。
戸別に無料配布するものや、コンビニの店頭に置いているものなどさまざまです。
広告掲載料によって、無料配布というシステムが成り立っていることもあって、広告掲載料は決して安くありません。
広範囲からお客さんを呼べる業種なら、高い広告料を払っても十分元が取れるだけの効果が期待できるかも知れませんが、商圏が極めて狭い業種や周辺にライバル店が数軒存在するような店舗では、ほとんど効果が期待できないこともあります。
あるペットショップの店長が、タウン情報誌の営業マンのセールストークに乗せられて、広告を出しましたが、あまりの効果のなさに愕然としていました。
営業マンは、「1軒1軒配布していますので、新聞折込チラシよりも注目度が高く、しかも20万世帯に配布されています。主婦はクーポンに敏感ですから、かなり効果が期待できるでしょう」といったセールスをしたそうです。
しかし、10キロ先に住んでいる人の目に触れたとしても、その店までの間にライバル店がありますから、来店に結びつく可能性はほとんどないのです。
発行部数の多さに惑わされてはなりません。
せっかく利用するなら、クーポンを活用したいと考えている女性はかなり多く、興味のある店のクーポンを切り取って財布に入れている主婦もいるくらいですから、それなりの効果も期待できます。
客単価の高い店などでは、試してみる価値があると思います。
忘年会・新年会シーズンになると、幹事さんは、タウン情報誌の広告をみて、会場を選ぶ人も多いようです。ただ、ライバル店の広告もひしめいていますので、お値打ち感が重要な要素になります。
<実例解説>
「新聞広告」vs「地元情報紙」
次の2つの広告は、私がセミナー参加者募集のために出したものです。
上は、地元の最有力新聞の地域版に載せたもので、大きさは「1段・4分の1」です。
下は、地元の情報誌に載せたもので、発行部数は新聞(地域版)の80%程度ですが、ほぼ同じ広告料で3倍程度のスペースが利用できたため、ある程度詳しい内容を広告に載せることができました。
反応(申込者数)は、新聞が1人、情報誌が8人と、大きな差が出ました。
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