「独立開業のススメ」 インターネット講座　講座（４）

　● 広告宣伝・その２

　　　〜成果事例〜

　講座（３）では、効果の上がらない広告宣伝の話をしました。

　そもそも広告宣伝は、お客さんを集める上で強力なツールであるにも関わらず、創業者の多くが残念ながら効果の上がらない広告宣伝をしているのです。

　今回は、逆に、少しの予算で大きな効果を上げている事例を紹介させていただきます。
　　

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１．名古屋市内の家具店

　学習机販売促進のためのＤＭを、従来のハガキから封書に変えてメッセージを多くしたところ、出状後２週間の売上げが前年比４６％アップ。

　費用は、宅配業者のメール便を利用して、ほぼ前年並みに抑えました。
　　（同一区内なら定形サイズで１通当たり何と４０円）

２．名古屋市内のパソコン塾（個人経営）

　塾の周辺に５千枚程度折込みチラシを入れて、普段はせいぜい１〜２件の反応。

　ところが、チラシの内容はほとんど変えず、ただキャッチコピーを「○○のパソコン塾」に変えるようアドバイスしたところ、８件もの反応。

　彼から、○○という２文字は誰にでも簡単に真似ができるので、公開しないで欲しいと言われています。ですから、申し訳ありませんが、ここではお教えできません。

　参考までに、インパクトのあるキャッチコピーの例として、「幻の豚まん」とか「噂の豚まん」といったものがあります。普通の豚まんと比べると、ちょっと気になるネーミングですよね。このパソコン塾もこれと同じような戦術を採ったのです。

３．愛知県内の建設会社

　わずか１０万円の費用（広告代＋会場代）でセミナーを開催し、参加者の中から１億５千万円の賃貸マンション建設工事を受注。

４．岐阜市内の歯科医院

　インプラント治療に関する公開講座を開催し、１０数名の参加者の中から２名の患者を獲得（治療費収入は２名で約７０万円）。参加者募集の新聞広告は２回出して、費用は４万円のみ。

５．経営コンサルタント会社

　５００通の葉書ＤＭ（レポート無料進呈という内容）で４０件の資料請求
　　　→４０通のレポート（封書）で１５件のアンケート回答者
　　　→経営者クラブへの勧誘文書１５通で５人の入会申込み。

　会費収入４５万円、ＤＭ費用４万円

　まず最初に、その業界の経営者が知りたい情報をまとめたレポートを無料進呈するという葉書を送り、反応があった先だけを勧誘対象者として絞り込むことによって、コストを削減。

　リスト５００件全部に封書で送付すると、郵送料だけで１０万円必要。

　リストはタウンページ（ＮＴＴ職業別電話帳）からピックアップしたため、リスト入手費用はゼロ。

＜今回のまとめ＞

　● 広告宣伝のやり方と工夫次第で、大きな成果が得られる。

　　　　　　　立地条件